Menu

コンサルティングメニュー

コンサルティングの進め方

マンスリーコラム
トップへ戻る

No.17
No.16
No.15
No.14
No.13
No.12
No.11
No.10
No.9
No.8
No.7
No.6
No.5
No.4
No.3

No.2
No.1

メンバー紹介

リンク集

CKGへのご連絡は
こちらから

トップページ

 

 

CKGマンスリーコラム No.6

 

 

あくなき進化が組み込まれた企業風土「トヨタ方式」
―強さの源泉はどこにあるのか−

馬場 賢  

 トヨタ自動車は、現在日本最強の企業であり、その指導を受ける企業も多い。その強さの源泉がどこにあるのか、「日経ものづくり(2004年7月から11月号)」に連載された金田秀治さんの記事から探った。 

強さの源泉1:ありたい姿へのあくなきチャレンジ

(1)業界平均を超える高い目標を目指す

 「ありたい姿」を目標とするのであるから、それは当然「業界平均を超えた」高いものになる。例として「直行率=100%」が挙げられているが、物つくりに係わるものなら「誰もそう思う」はず。それを追求する所が凄い。

(2)知識を超えた智恵で近づく

 知識だと「業界横ならび」、知識+智恵でありたい姿に近づく。目標へ向けての「思考・行動パターン」でも業界レベルを超える取り組みが凄い。

強さの源泉2:進化の仕組みを内蔵

(1)問題を顕在化させる

 数値管理(例、業界=5%、当社=3%)では動機がうすれる。業界レベルを越えていても問題があるとそれを顕在化させる。そのため「作業や物の流れ」をリーンにし小さな問題でも「直ちに見える」ようにする。

(2)次に、困らせる仕込みを盛り込む

 トヨタの生産ラインでは、不良発生時に現場作業者の判断で「生産停止」できる仕組みになっている。そこで現場・現物(現行犯逮捕)で原因把握し、即修復して再開する。「困らなければ知恵は出ない」考えによる。 

強さの源泉3:全階層での明日への取り組み

 トヨタの伝統的な強さが現場にあり、また企業の底力は(営業、設計等も含む)「現場の自律性の高さ」にある事は間違いない(必要条件)。

 しかしトヨタの場合、当然各階層においても、明日のありたい姿へ向けての取り組みを続けている。

 部門レベルは、カンバン方式や自動化生産ライン等のシステムで勝つ。

 経営層は、奥田社長の「何も変えない事が最も悪い」という言葉に象徴されるように、環境に変化し続ける経営、戦略で勝つ取り組みである。

****  ****  ****

 長く製造業に居た立場からすると、上記の全ては「言うは易いが機能させるのは容易ではない」。しかしそれを承知で、上記全てを「これがありたい姿」としてトヨタは追求しているのではないかと思う。

 トヨタ方式は突き詰めると「業界平均に甘んじない、そのために智恵を絞らせる」ことかと思う。しかしそれを追求できるのは、(物つくりの前に)「人つくり」、企業文化・企業風土レベルの厚みがあるに違いない。

[このページのトップへ戻る]